ごまの効果って?

揚げ出しごま豆腐 レシピ

私の作るお料理の中でも頻繁に登場するのがごまです。

ごまの歴史は古く、約6000年も前にアフリカ地帯で生まれたものだとか。日本に伝わったのは縄文時代とさる説もあれば、仏教伝来と同時期という説もあるようですが、いずれにしても日本人とごまは長い歴史があると思います。

胡麻豆腐というと精進料理としても非常に有名ですし、様々な和食でごまが使われています。

そんなごまですがそれではどれほど体に良いのでしょうか?

ごまの栄養!美容、健康・抗酸化

ごま 美容 ごまに含まれている健康成分としてはセサミンやセサミノールなどのゴマリグナンが知られています。リグナンと言えばポリフェノールの一種。これらはもともとは配糖体としてごまの中に含まれ、体内に取り込まれたのち、腸内細菌のもつ酵素によって分解され、抗酸化作用をもつゴマリグナンとして生成されると言われています。セサミンってなに?と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、このゴマグリナンの一つです。

また、リグナンはイソフラボンと同様に植物性エストロゲン*としても知られています。

*植物性エストロゲン:植物性でありながら女性ホルモンと同じような構造を持っています。エストロゲンは通常エストロゲン受容体にキャッチされて結合することで機能します。植物性エストロゲンも、エストロゲンと構造が似ていることからエストロゲン受容体と結合ができます

エストロゲン受容体が空席なく結合することにより、ホルモンバランスの乱れやホルモン減少の病気の予防を望めるといわれているようです。また、植物エストロゲンはエストロゲン作用の調節役も担うとされ、プレ更年期症状の予防改善や乳がん・骨粗そう症予防、更年期障害の緩和なども期待できるとか。

特にゴマ油は配糖体ではなくゴマリグナンとして含有しているようで、効率的に摂取も望めるとか。すりつぶすなどしたり、ペースト状にするなどしても吸収しやすくなるようです。もちろんどんなものにしても過度な摂り過ぎは体の負担になってしまうので、適度な摂取を。植物エストロゲンの過剰摂取もプレ更年期の整理のある女性が摂取すると月経異常なども症状も出る場合もあるので注意してください。

次回に続きます!