ミードコーディネーターとして・・・・
先日3月6日、日本全国各地のミード(はちみつ酒)が集う第一回日本ミードフェスタが開催されました。
私自身は、株式会社金市商店様からミードを使用したカクテルレシピやマリアージュのお料理レシピをご依頼いただいた経緯があり、ミードコーディネーターとしても活動しております。
こちらは以前ミードでサングリアにしたもの。
すっきり辛口ミードにおすすめのお料理のご提案も。
日本橋三越さんでもセミナーを開催したりしておりました。
そして、今回もミード協会発足に伴い、金市商店様よりご依頼いただき、お手伝いに伺ってまいりました!
ミード協会は、ミードを製造または販売をする企業を正会員とし、その他関係団体・法人、個人を賛助会員として構成されている団体。ミードの普及、業界の発展に寄与するため、各種セミナー、勉強会など様々な活動を行っています。
ミード(はちみつ酒)とは?
ミードとは、はちみつと水と酵母菌を発酵させてできあがる「醸造酒」のこと。
度数はワインと同じくらいで、濃厚な味わいの甘口からすっきりとしたドライタイプ、発泡タイプなど様々なバリエーションがあります。
西洋では度々神話や歴史物語に登場し、一斉を風靡した「ハリーポッター」の中にもでてくるとか。
以前、ホワイトデーの記事でも取り上げました。
結婚式の贈り物にもおすすめ ミードはハネムーンの語源!?
ミードの歴史はかなり古く、古代中世ヨーロッパでは、新婚直後の新婦は1か月間住居から外に出ることなく蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませていたそう。蜂蜜には滋養強壮の効果があるとされていたこと、子を多く持つ蜂の多産にあやかろうということで、蜂蜜酒を飲んで子作りに励んでいたとか。結婚後の宴会も同じように1か月間続いていたこともあり、ここから蜂蜜の一か月=蜜月(ハニームーン)、すなわちハネムーンの語源になったという逸話も、聞いて納得。結婚式の贈り物としても需要があるそうです。
京都発!京都産はちみつと京都銘酒酒造さんから生まれた京都ミード
ミードコーディネーターを命名いただいた株式会社金市商店様は1930年創業の老舗はちみつ専門店。
京都の街中やデパート、大阪の阪急梅田店でも「ミール・ミィ」として出店され、都内デパートでの催事や、インターネットでも購入できます。
そんな金市商店さんが、なんと100%京都産の百花蜜を使い、京都で銘酒を作られている「城陽酒造」さんと共に、昨年ついに京都産ミードを発売されました!
以前から作りたいとおっしゃっていたのは伺っていたので、試飲させていただいたときは感激でした。
「蜜酒」と名付けられたこちらの京都産ミードは、香りと奥行きが本当に素晴らしいです・・・。古典的な濃厚な甘さではなく、すっきりとしていながら口の中から消えた後も余韻が残ります。
今回大集合したメーカーさんのミードも最後に試飲してまいりました!(お仕事なのに・・・)
全国各地のミード(はちみつ酒)体験!
もちろん、ここまでいろいろなミードを試飲できる機会もそうそうないので、試飲もさせていただきました。
大分県の藤居酒造さんのミード。焼酎酵母を使用し、かぼす果汁が入っています。
KF-Worksさんはバイキングのディスプレイで!
かつてミードはホーンカップで飲んでいたとも言われているようです。
オレンジの花の蜜を使用したミード。日本で初めて純国産蜂蜜と日本酒酵母の組み合わせで蜂蜜酒の製造に成功された峰の雪酒造さんとのコラボです。
奥の松酒造さんのミード「Honeur(ハニール)」はしっかりと冷やしてすっきりといただけました。
天鷹酒造さん。りんご果汁が入っていたり、どこか懐かしいはちみつレモンのミードも!
そしていつも大変お世話になっている金市商店さん!
京都産はちみつと京都の銘酒酒造さんが作った蜜酒。おいしさの余韻に浸りました・・・
峰の雪酒造さんのミード。先にもご紹介した国産ミードの先駆者のお一人のような存在です。
会津産トチの花の蜜を使用して醸造した会津ミード。
最近では伊勢丹などのデパートや店舗だけではなく、飲食店でも見かけるようになっています。
外池酒造産のミードは栃木県鹿沼市にある黒田養蜂園で採取したはちみつで醸造されています。
今後も様々な形でご一緒させていただきたいと思います!宜しくお願い致します!!