サラダチキン「サラチキ」ダイエット! 正しい方法は?効果的なやり方とは?

ダイエット インナーメイク adobe stock前回の記事では鶏胸肉、サラダチキンの美容や健康、栄養について取り上げました。

今回は具体的な食べ方についておすすめ方法を解説していきます。

サラダチキンで置き換え?

前回の記事でも申し上げたとおり、サラダチキンのみをランチやお夕飯代わりにするのでは、必要栄養素の欠如からむしろ身体には負担になってしまいます。ダイエットを目的にするのなら、昼食・夕食をサラダチキンで「置き換える」というイメージではなく、ご飯やパン、麺類などの主食の量を調整するというイメージがよさそうです。

とはいえ毎食置き換えるのはNG。摂取カロリーが減ると消費カロリーが減るのはよく知られていることですが、焦って短期間で減量するのではなく中長期的にみたほうがリバウンドも少なく、心身共に負担がありません。

糖質制限とサラダチキン

昨今ではカロリー制限よりも過剰摂取している糖質を見直すことで脂肪の減少=ダイエットにつながるという考えが主流となってきているようです。ただし「過剰摂取している糖質の質と量の見直し」を意識するのがベターと言えるのではないでしょうか。

糖質も必要栄養源。ストイックに摂取を制限しすぎるのではなく、その質と量を見直すことが必要。1食分の糖質を0にするのではなく、1日60~120gという糖質摂取量の基準を下回らないようにしたほうが、筋肉の減少を抑えて減量効果も高くなる、という見解もあります。極端な糖質制限は身体の不調を招きます

糖質カットした際、急激ではないものの筋肉から糖質(グルコース)を作り出す糖新生のスイッチが多少なりとも入ると言われています。また、ただでさえ20代をピークに加齢とともに筋肉量が減っていくと言われているので、筋肉減少を防ぐ意味でも、良質なタンパク質を含むサラダチキン(サラチキ)は、減少しがちなタンパク質源として手軽に取り入れられそうです。

食物繊維と一緒に摂取

サラチキのように、タンパク質のを豊富に含む食品を摂取する時に忘れてならないのは食物繊維。ビタミンミネラルを含み、タンパク質・糖質・脂肪代謝に必要なだけではなく、満足感も得られるので食べ過ぎや物足りなさ、を防ぎます。

野菜 たっぷり adobe stock

特にタンパク質摂取時には積極的に摂ると良いと言われます。糖質制限などでタンパク質摂取を増やすと便秘になりやすい、などと言われる方もいますが、お話を伺っていると、食物繊維の摂取が足りていないことがほとんどです。

特に胃腸の機能が弱っている方や、腸内環境が悪い方は特に未消化のタンパク質が悪玉菌の餌になることも。タンパク質摂取、食物繊維を同量摂取することで、タンパク質の吸収と腸内環境の改善を促すためにも、意識的に摂取するように。

目安としては100gのお肉やお魚を摂るのなら、同量の100gの野菜類を摂るイメージで。

そもそも食物繊維の1日の推奨量は20g。どんなに気をつけて摂取しているようでも実は不足しがち。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスも意識して。きのこや海藻類に多く含まれる不溶性食物繊維は脂肪の分解を促します。

サラダチキンのおすすめ食べ方、レシピとは?

身体に良いとわかっていても、同じ食べ方だと飽きてしまいがち。最近ではいろいろな味のバリエーションがあるので、試してみるのもよいかもしれません。

例えば・・・・

チョップドサラダ adobe stock

・プレーン味:サラチキをさいてにスライストマトや千切りキュウリ、葉野菜と一緒にバンバンジー風に
・ハーブ味:角切りにしたアボカドなどの野菜・チーズをプラスしてチョップドサラダ風に
・カレー味:ココナッツオイルとの相性が非常によいので、ココナッツオイルをドレッシングにしてみても。

などなど、もともとサラダチキン自体がシンプルな味付けのもので売られていることが多いので、アレンジもしやすいですね。

夏に向けてダイエットを始められる方も多いと思いますが、美味しく上手に、そして身体に負担のないように取り入れてみてはいかがでしょうか?