沖縄食材で目指すインナーメイク

沖縄スーパーフード

前回取り上げたように、沖縄県産食材の、美容や健康効果への期待度が高まっています。今回は注目の食材をピックアップ。

沖縄県食材のスーパーフード

@ Elena Schweitzer,105427703,Adobe Stock

モリンガ 〜栄養満点のスーパーフード〜

私も大好きで毎日いただいているモリンガ。モリンガはもともと熱帯や亜熱帯に自生し、必須アミノ酸全9種類を高含有している上、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素を含んでいます。

近年沖縄でも栽培が始まっており、普及が進んでいます。

ウコン 〜免疫活性に〜

意外なウコンも実はスーパーフード。お酒を飲む前や飲み過ぎた後に摂取するイメージですが、特に春ウコンは免疫活性作用があり、医療分野でも取り入れられているとか。

アセロラ 〜美肌・抗酸化〜

今年5月に特産品としている本部町では国内初のスーパーフードタウンに認定され、本部町産のアセロラが認定品目となりました。

豊富なビタミンCやポリフェノール、ビタミンEやβカロチンなどを含んでおり、美肌やアンチエイジングに。

注目される伝統食材・新食材

© Romolo Tavani, 114366871,Adobe stock

シークワーサー 〜疲労回復・美容に〜

機能成分として「ノビレチン」と「タンゲレチン」が含まれており、血糖値抑制や血圧抑制の効果が研究成果として発表されています。

すだちと比べると伸びれちんは約6倍、タンゲレチンは約5倍ほども多く含んでいます。

ビタミンCをはじめとしたビタミン、ミネラル類を豊富に含むため、疲労回復や美肌、美白効果や抗酸化作用などにも注目。

沖縄県農林水産部では、肥満予防や肝機能改善を期待し、ヒト試験を行うと発表しています。

もずく 〜免疫力強化や抗がん作用〜

ワカメや昆布などの海藻類のネバネバ成分に含まれるフコダインと呼ばれる多糖類が主な有効成分。オキナワモズクに高含有しています。抗がん作用や免疫力強化、抗アレルギー作用、抗炎症、抗ウィルスなどの作用が期待。

海外での需要が伸張しています。

黒ニンジン 〜健康や美容のサポート〜

黒っぽい色が特徴の黒ニンジン。沖縄県での栽培量はまだ少ないですが、県産黒ニンジンを配合したサプリメントやハーブティーなどがあるようです。

アントシアニンを豊富に含んでいるので、抗酸化力が高く、海外でも健康や美容のサポートとして利用が進んでいます。

サンゴミネラル 〜カルシウム補給に〜

沖縄県の風化造礁サンゴが原料。カルシウムやマグネシウム、鉄、カリウム、亜鉛などの様々なミネラルを含んでいます。日本国内において骨粗鬆症の患者は予備軍を含めると2,000万人と言われいる中、天然素材由来のカルシウムとして今後ますます普及されると予想されています。

クワンソウ 〜ストレス社会の快眠サポート〜

別名カンゾウ(忘れ草)と呼ばれ、沖縄では古来より睡眠効果が知られています。鉄分を多く含有し、貧血改善効果も確認されているとか。

睡眠改善作用や疲労回復作用、抗ストレス作用などに期待。昨今では機能性表示食品制度でも「睡眠」の分野が注目されているので、ナチュラルな快眠サポートとして注目が高まっています。

地域独自のブランディングと差別化

©karandaev,85409039, Adobe Stock地域独自の食文化というものは素晴らしいと思います。昨今では展示会に行くと必ずと言っていいほど地域ごとのブースが並んでいます。他メーカーや地域との差別化として、独自のブランディンを模索しているところも多いと聞きますが、各地の食と食文化、日本の食文化を守っていくためにも、このような取り組みはますます注目されていくと感じます。

今後も全国各地の素晴らしい食材と食文化、美味しい食を発見し、私自身も様々な形でサポートしていきたいと思います!