ミード蜂蜜で作られたお酒を皆さんはご存知でしょうか?
ワインよりも歴史が古いと言われ、ハリーポッターなどの映画やゲームなどでも登場する、今密かに人気を集めているのがこちらの”ミード”と呼ばれる蜂蜜酒です。

ミードの原料は、蜂蜜と水、そして酵母菌といういたってシンプルなもの。フルーツ果汁などを加えたものもありますが、基本的な作り方はこの3つの原料だけ。

 

原料となっている蜂蜜の種類や、醸造家さん、土地、国、酵母菌によって香りや濃度、味わいが全く異なります。まるでワインのよう!
今回はミードコーディネーターとして、ミードとお料理のマリアージュやカクテルレシピのセミナーを開催している私がおすすめするミードの魅力をお伝えします。

mead2ミードの魅力その①美容成分たっぷり体にも嬉しい蜂蜜をたっぷり使用

蜂蜜といえば言わずと知れた美容成分たっぷりの食品。蜂蜜の主成分は、ブドウ糖・果糖・オリゴ糖です。摂取されるとすぐに体内に吸収されて、血液によって身体の中に届けられすぐにエネルギーになります。血液を造るときに必要となる鉄、ビタミンC、ビタミンB群、銅、葉酸が含まれていて貧血にもよいとされており、女性にとっては非常に嬉しい食べ物です。
そんな蜂蜜をたっぷり使って作っているのが”ミード”。有名な英国のエリザベス女王Ⅰ世は、ハーブやスパイスを漬込んで醸造した蜂蜜酒「メセグリン」(Metheglin)を愛飲したと云われています。ハーブとアルコールで血行がよくなり、身体が温まって熟睡でき体力回復できることから「薬(メディスン)」の語源になってるとか。海外では直接火にかけアルコール分を飛ばして卵酒のように風邪気味の子供たちにも与えるという民間療法も残ってるそうです!

もちろん、人にはよりますがミードをたくさん飲んでも二日酔いになりにくいと感じている方もいらっしゃるそうです。

ミードの魅力その②ハネムーンの語源にもなった!?ロマンチックなお酒

古代中世ヨーロッパでは、新婚直後の新婦は、1か月間住居から外に出ることなく蜂蜜酒を作り、新郎に飲ませていたそうです。蜂蜜は滋養強壮があるとされていたこと、子を多く持つ蜂の多産にあやかろうということで、蜂蜜酒を飲んで子作りに励んでいたとか。結婚後の宴会も同じように1か月間続いていたこともあり、ここから蜂蜜の一か月=蜜月(ハニームーン)、すなわちハネムーンの語源になったという逸話もあるそう。
結婚祝いのちょっとしたギフトとして、またクリスマスやバレンタインなど、大切な人と過ごす日のお酒としても非常におすすめ!ミードにはさまざまなタイプ(香り・甘さ)があるので、男性にももちろん喜んでいただけます。

白身魚ごまソテーミードの魅力その③お料理にも合わせやすい!

蜂蜜酒というと、甘くてデザート酒にしかならないのでは・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、香りや甘さは作り手さんや国などによってさまざまですので、お料理にも合わせやすいのが特徴です。
特に蜂蜜は魚の生臭さも抑える効果もありますので、お魚といただいても口の中で喧嘩することがありません。洋食だけではなく、和食にも合います。

 

 

 

 

ミードコーディネーターとしてもよりたくさんの方にミードの魅力を知っていただけましたら嬉しいです。
ぜひ一度お試しください!

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